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失格社員

失格社員(新潮文庫)
江上剛
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4/5
読了♪

サラリーマンが守るべき(?)掟を「モーゼの十戒」になぞらえた短編ストーリーにしてある、さすが江上剛って感じのリアリティがバックグラウンドになってるのが魅力。

ノルマに追われるリテール部門の営業担当者とか、次期頭取を狙う頭取秘書役の役員とか、同期が外資系に転職してあせりを感じてる若手社員とか、いかにもいそうな人たち、戒律を破った人に忍び寄る破綻の影。帯には「お客のために、家族のために、そして自分のために働け。決して会社のために働くな(あとがきより)」っていうコピーがあるけど、会社のために働いちゃった人たちの末路、とも読めなくも無いかな。

ちょっとブラックで、ちょっと笑えるお話がいっぱいです。

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天切り松闇がたり第四巻昭和侠盗伝

天切り松闇がたり第四巻昭和侠盗伝(集英社文庫)
浅田次郎
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3/31
読了♪

小気味の良いケレン味たっぷりの語り口で、かつての「目細の安吉」を頭とする泥棒一家のストーリーを語る謎の老人、天切り松。だんだん時代は下って昭和となって、街には戦争の陰が忍び寄り、子供だった「松」をひきとって育ててくれた泥棒一家にも世代交代の気配がただよってくる。

シリーズを通して読んでると、それぞれの登場人物の魅力的な個性が際立ってくる。

笑いあり、お涙頂戴あり、胸がすっとするオチあり、浅田節絶好調です。

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メコン・黄金水道をゆく

メコン・黄金水道をゆく(集英社文庫)
椎名誠
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3/18
読了♪

インドシナ半島を縦断するメコン川を、様々なルートで、地元に生きる人たちと触れ合いながら旅行くシーナの物語。南の国のビールはなぜ濃厚に甘いのかをするどく追求しつつ、快適とは言いがたい宿での泊まりに耐え、あやしい食堂で食べ、泥水の川を舟で行くシーナ。

椎名誠さんの辺境旅モノはずいぶんと読んでるけど、心なしか疲れや現地との距離感を感じるようになってきている気がする。それだけ椎名さんも年をとっちゃったってことなのかもしれないけど、それでもこういう旅をやりとげるバイタリティはさすがだなって思ったよ。

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小泉武夫の料理道楽食い道楽

小泉武夫の料理道楽食い道楽(日経ビジネス人文庫)
小泉武夫
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3/15読了♪

おなじみ、日経新聞夕刊に連載中の小泉武夫さんの舌踊頬落エッセイをまとめた本です。

小泉さんの筆にかかれば、なかなか手に入らないような美味、珍味も、ありふれた安い素材も、あらゆる食材が目の前に美味しく立ち上がってくる。

読み終わった後も折に触れてパラパラと見直して、献立の参考にしたりしてます。

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Plum Lovin’

Plum Lovin’ (ST Martin's Paperbacks)
Janet Evanovich
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読了♪

おなじみステファニープラムシリーズの、サイドストーリー。

ステファニープラムシリーズは、すべてタイトルに数字が織り込まれてるけど、サイドストーリーは数字が入ってなくてタイトルに「Plum」が入ってるのが特徴。

いつものイケメン、ジョー・モレリとレンジャーはほんの脇役としてチラッとでてくるだけで、ステファニープラムが謎のイケメン(結局イケメンがでてくるんだよね)ジゼルとからみつつ、恋愛に行き詰っちゃってる人たちに、バレンタインデーに幸せなデートをできるように奮闘する。

バレンタインデーにあわせて読もうと思ってたんだけど若干スタートが遅れて、ホワイトデー前後に読んでました。

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日本の10大新宗教

日本の10大新宗教(幻冬舎新書)
島田裕巳

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3/8読了♪

宗教学者である筆者が、わりあい真面目に日本の新宗教について説明した本。

「新興宗教」っていう言い方にはネガティブな響きがあるからと、あえて「新宗教」っていう表現を使っている。

取上げられているのは、天理教、大本、生長の家、天照皇大神宮教と璽宇、立正佼成会と霊友会、創価学会、世界救世教・神慈秀明会と真光系教団、PL教団、真如苑、GLA(ジー・エル・エー総合本部の10種類。

それぞれの新宗教の発端と教義の特徴、その後の展開と現在などが粛々と書かれている。

なぜ人は宗教にひかれるのか、なぜ宗教は社会問題になり勝ちなのか、駅前とかで急に手をかざしてお祈りしようとする人々のルーツはどこにあるのか・・・色々と考える材料を与えてくれる本だと思うよ。

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